【永い後日談のネクロニカとは】 核戦争によって人類が滅亡してしまった近未来を、ゾンビとなった少女たちが記憶を求めて旅をする世界の物語です。 人間はほぼ絶滅しており、それに代わり、「ネクロマンシー」という死体を操る科学的な技術を持った「ネクロマンサー」が支配者となっています。 そんなネクロマンサーたちによって作り出された愛玩用の死体、通称「ドール」を作成していただきます。 「ドール」は、自身の生前に関する記憶の大半が奪われていますが、彼女らの大きな目的は滅んだ世界を旅しながら、自分たちの失われた過去を取り戻すことです。 ドールとして、崩壊した廃墟や延々と広がる荒野を探索し、自分達の仲間のドール、通称「姉妹」と心を癒しあいながらお話を進めていきます。
■募集人数:4名 平日ショートキャンペーンのプレイヤーさんを募集します。 全部で2回になると思います。 プレイヤーキャラクターである「ドール」は当日作成していただいても、 持ち込みでも可ですがシナリオに初期ハンドアウトがありますので、設定等を弄っても問題ない方のみ持ち込みでお願いいたします。
未経験者の方はあらかじめ用意してある「サンプルドール」に手を加えていただくとちょうど良い調整になると思います。
ゲームに必要なルールブックや筆記用具、ダイスなどは全て用意してありますので手ぶらでOKです。 細かいルールは説明しますので、ルールを知らなくてもOKです。 参加希望の方は「コメント」欄に記入をお願いします。
■シナリオについて
オリジナルシナリオ「楽園行き」です。
ガタン、と大きな音がして電車が大きく揺れた。 お気に入りのブルーのバスケットが、荷物棚から転がり落ちそうになるのを私は必死に抑える。 一体何があったんだろう。
『世界はひどく混乱している』 とテレビのニュースでやっていた。 本当だろうか? 私たちは、こんなに幸せな日々を学校で送っている。 そう、マールライト女子寮に住まう女子生徒たちはみんな幸福なのだ。
しばらくして、神妙な面持ちの先生がやってきた。 「みなさん、落ち着いて聞いてください。 ‥‥女子寮周辺が戦火に巻き込まれました。 現地はとても危険な状態だそうです。」
ざわつく私たちに「聞いて」、と諭すように先生は言う。
「今戻るのはとても危険です。 しかしながら幸い、この列車はマールライト女子学園の私物です。 今から進路変更をして、みなさんを安全なところへ送り届けることにしました。 遠足は中止になってしまい残念ですが、とにかく今はお互い協力して列車での時間を過ごしましょう。」
そう、私たちは遠足の途中だったのだ。 前々からずっと楽しみにしてた夜行列車で向かう遠足。 それが、こんなことになってしまうなんて!
戦争なんて遠い世界の話だと思ってた。 争いとは関係ない場所で、私たちだけは、ずっと幸せに暮らしていけると思っていたのに。
不安そうな目で私を見上げる下級生の手をぎゅっと握る。 その手の冷たさから、勇気を分けてもらうように。
安全な場所へ行くまでの辛抱なのだ。 きっと大丈夫‥私たちはそこへ行くことができる。 平穏な日々を願いながら、私は、祈るように目を閉じた。
※シナリオの関係上3名様からの立卓になります。 当日の14:00までに3名様集まらない場合は中止とさせていただきます。
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