今回はソガベ作のシナリオ「義憤、或いは憎悪に燃ゆる」を回します。 既にお二人(銀色ペンギンさん、かずさん)から参加表明をいただいておりますので、あとお二人募集させていただきます。 初心者、未経験者の方々も歓迎しております。 これを機に、耽美で優雅な常夜の国に足を踏み入れては如何でしょう。
○常夜国騎士譚RPG ドラクルージュとは 『常夜国騎士譚RPG ドラクルージュ』は、真祖・ドラクルによって悪しき太陽が滅ぼされ永遠の夜が続くこととなった世界を舞台に、みなで優雅で耽美な物語を作りあげて楽しむゲームです。真祖の系譜たる吸血鬼の力を持つ騎士として、堕ちた同胞や太陽の欠片と戦い、あるいは友との交流やロマンスに耽る――。 富士見書房公式TRPG ONLINEより。
○義憤、或いは憎悪に燃ゆる
★序幕 ヘルズガルド領に隣する墓守山脈、その麓にある鋼鉄の町カッラ。 串刺し山脈には劣るものの墓守山脈は豊かな鉱山であり、カッラはその恩恵を多大に受けている。 鋼鉄の町カッラに今、冥王軍の魔の手が伸びようとしていた。 その噂と共に囁かれるは、冥王軍の魔の手を押しとどめている一人の騎士の姿。 その名はルドベキア・サイネリア・フォン・ドラク。かの有名な円盾卿であった。 貴卿らは彼の者の助けとなるべく、カッラへ赴いた。 そして、辿り着いたカッラの民の間では、あの粛清伯の姿を見たという噂が囁かれていたのだった。
★NPC ‘円盾卿’ルドベキア・サイネリア・フォン・ドラク 性別:男性 叙勲年齢:19 歳 騎士歴:36 年 瞳:憂い宿せし青 髪:曇りなき黄金 特徴:長い四肢 心震わす深い声 【概要】 民の頃から神童としてその才を発揮し、叙勲を受ける際にかのファーデンから予言を賜った。 その予言通り、騎士歴が 30 年に満たぬ時、他の騎士達の不在を狙った冥王の大軍を彼は単騎で押しとどめ、更には多大な被害を冥王軍へ与え撤退させたという。 驚くべきことに民への被害は0であったが、その代価に彼は堕落の兆しを得て夜獣へとその身を貶 めた。 そのことを恥じた彼は己が仕える領地を出奔し、現在に至るまでその消息を絶っている。
‘粛清伯’アンドレアス・ルドガー・ヴァルホル・フォン・ヘルズガルド 性別:男性 叙勲年齢:32 歳 騎士歴:78 年 瞳:荒涼とした灰色 髪:誇り高き黄金 特徴:厳めしい顔つき 規則正しい歩調 【概要】 ヘルズガルド家の中の一派、過激派の筆頭‘粛清伯’アンドレアス伯。 過激派は、堕落の兆候ある者をいち早く地獄へ封じるべしと諸領の宮廷で叫んでいる。 ――すべての騎士に堕落の芽はある、疑わしき騎士は封じねばならぬ、と。 彼が最も敵視するのはノスフェラス騎士、そして夜獣どもである。 アンドレアス伯とその一派は、諸領の宮廷よりこれらを一掃し、全て地獄に封じるべく活動している。
★ハンドアウト
〇HO1 消えざる絆 ルドベキア【友 or 敬】 推奨の道 近衛、遍歴、狩人 貴卿はルドベキア卿の逸話となったあの時、 領地を離れていた騎士の一人だ。 あの時、ルドベキア卿を一人残して領地を離れなければ、彼が堕落の兆しを得て、領地を出奔することはなかったのではないか。 あの時から今に至るまで、貴卿の胸にはその後悔が燻り続けている。そんな折、カッラの噂を耳にする。 ――今度こそ、一人にはしない。 その思いを胸に、貴卿はカッラへと赴く。
〇HO2 消えざる絆 アンドレアス【信 or 主】 推奨の道 遍歴、狩人、将軍 貴卿は過激派に身を置く騎士だ。 ――自身が過激派へ身を置いた理由は何だったか。 堕落者やその兆しを持つ不徳の騎士との戦いの日々の中、ふとそんな益体もないことを思い出していた。 そんな折に、アンドレアス伯から一通の文 が届く。そこにはカッラへ赴くように短く綴られていた。 カッラには今、冥王軍と円盾卿の姿がある と噂されている。 貴卿はアンドレアス伯の指示に従い、カッラへと赴く。 ※過激派に身を置く理由によっては PvP が 発生する可能性もあります。
〇HO3 消えざる絆 ルドベキア【信 or 侮】 推奨の道 夜獣、遍歴、賢者 貴卿は出奔後のルドベキアに窮地を救われた経験がある。 冥王軍に囲まれ万事休すか、と思う貴卿を救ったルドベキア卿の瞳はその場にいた死の乙女を捉えていた。その瞳に灯るものに気を取られ、感謝を伝える間もなくルドベキア卿は去っていった。 それから数年、今ルドベキア卿はカッラにいるようだ。 あの時の感謝を伝えるためか、或いは......。 貴卿はカッラへと赴くのだった。
〇HO4 消えざる絆 アンドレアス【憐 or 怒】 推奨の道 遍歴、賢者、狩人 貴卿は、アンドレアス伯と浅からぬ縁を持つ騎士だ。 ――彼の行動理念には賛同しているが、熾烈を極めている。 彼と縁を持ち始めた頃から、この思いが尽きることはなかった。 そう頭を悩ませる貴卿の前には一通の文が。それはアンドレアス伯からの文であった。 カッラにて待つ、と短く綴られている。 噂ではカッラには今、冥王軍と円盾卿の姿があるという。 かの円盾卿に、粛清の矛先が向くことは容易に想像できる。 円盾卿は封じるに値するのか見極めるべく、 貴卿はカッラへと向かう。
以上。
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