参加者の皆様よろしくお願いします。
シナリオ名『果てなき愛執の巣』
◆あらまし 舞台はローゼンブルク領の一角、欲望の街アバリシア。 港にほど近いこの街は、二つの地区に分かれている。 ひとつは、“光の区”皆が欲望に従い、その成果によって発展したきらびやかな都市。 もうひとつは“影の区”皆が欲望に従った事によるしわ寄せを全て受けている。お世辞にも治安が良いとは言えない。孤児や、成果をあげれなかった愚かな民達などが生活している。 騎士たち、或いは異端たちはそれぞれの目的を持って“光の区”にある劇場に訪れる。
◆ハンドアウト ●PC1 男性推奨 指定された道:寵童 消えざる絆:サリー(少女)【燐または恋】 貴卿はグランツ公の傍仕え…いわば寵童である。 民の頃、そのたぐいまれなる歌の才を見出され叙勲を受けた。 だがここ最近、グランツ公の気が変わったのか自領においての外出を許されはじめている。 今宵も街の一角にて歌を口ずさんでいると、一人の民の少女に声を掛けられた。 話を聞くに、彼女は脚本家らしい。なんでも主役を務める演者がどうしても見つからないそうだ。 困ったようにそこまで話すと、彼女は上目使いで貴卿をじっと見つめた。
●PC2 推奨の道:なし 消えざる絆:ギルベルト【友または信】 貴卿はこのアバリシアにおいて、数々の栄光や武芸の才で名をはせる騎士だ。 今宵は駆け出しの脚本家、サリーという少女が書いた演目のリハーサルに赴く予定となっている。 16歳という若さでありながらその筆は一級。かのグランツ公にも名が届いているとかいないとか。 期待に胸を膨らませる貴卿の元に、古くからの友人、腐れ縁とでも言おうか。ギルベルトが訪れた。 普段は戦場に身を置く彼だが、舞台というものに興味があるそうだ。 今宵語られる物語に想いを馳せながら、貴卿らは劇場へと向かった。
●PC3 異端可能(異端の場合グランツの右手という扱いになります) 消えざる絆:PC1【任意の絆】またはグランツ【主】 ※グランツは本シナリオには登場しない為、完全フレーバー 貴卿はローゼンブルクが領主“美麗公”グランツ・ローゼンブルクの従者である。 此度の命令はアバリシアという街に滞在するPC1の護衛だ。舞台関係者には伝えてあるため、貴卿は演者として出演すればよいそうな。いつもの事だが、まったく従者使いの荒い主だ。 ただ、最近アバリシアでは民の失踪事件、それも男性に限ったものがが相次いでいるという。 もともと治安の良い街ではないが……胸騒ぎがする。何か関係があるのだろうか。
●PC4 異端可能 消えざる絆:黒い影【任意のノワール】 君はアバリシア“影の区”の住人だ。治安こそ悪いが、家族同然の友人たちと幸せに暮らしていた。 だが、そんな日常はあの“影”によって儚い思い出話となった。 ほんの数日前だろうか。君の目の前で、大切な友達が大量の糸にからめとられ、連れ去られたのは。 幸か不幸か、足がすくんで動けなかった君にそれは気付くことなく去っていった。 何としても、友達の仇を討たなければならない。妖精たちから影は“光の区”にある劇場に向かったという証言を聞きつけ、君はすぐさま急行した。
◆NPC ●“脚本家の少女”サリー 性別:女性 年齢:16歳 瞳:翡翠輝石の如き深緑 髪:深く吸い込む様な紫紺 特徴:華奢な体・愛らしい仕草 16歳という若さにして舞台一つを任される優秀な脚本家。 今回書いた演目は異端と騎士の身分違いの恋物語であり、この手の演目では珍しく幸せな結末を迎える 民にしては非常に見目麗しく、叙勲も秒読みだと言われている。
●“蛮勇卿”ギルベルト・シュタール・フォン・ローゼンブルク 性別:男性 叙勲/騎士歴:24/10 瞳:闘争の炎が如き赤 髪:夜空の如く深き藍 特徴:褐色の肌・筋肉質 ローゼンブルクの船長。情が厚く勇ましいが、騎士歴もまだ短いため女好きという欠点がある。 彼が海の妖精に騙されたとかそういう話はいくらでも出てくるだろう。 PC2の影響で演劇に興味を持ち、今回アバリシアまで赴いた。
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