参加者のみなさん、よろしくお願いいたします。
トレーラー 図書の国より北北西に向かった先、白領山脈にジャックが生まれた地・紬糸の国(基本P.203)はあった。 極寒の地ではあるものの、豊富な地下資源と、職工の国の技術援助があるため、国の地下内部は大変快適に過ごせる環境であった。 新米・からくり職人ラシュアは、職工の国の使者としてこの地を訪れ、そして、紬糸の国の発展のためにジャックを作り出した。 そのジャックに与えられた役割とは、未来の技術者たちの教育担当、すなわち教師であった。
今日もまた新たな日常が始まる。 「ジャック先生!おはようございます!」 少年・カシュラはジャックに元気に挨拶した。ジャックも挨拶を返し、一言二言、彼と会話を交わし、学び舎へと促した。その日も何気ない日常が過ぎ、何事もなく過ぎ去って行った。 生徒たちは一つ成長をし、その成長を見るジャックもまた喜びに包まれていた。 明日も、きっと同じ今日を迎えるに違いない。
・・・。 翌朝、ジャックはカシュラが行方不明になったという一報を受ける。
そこで、ジャックの夢は覚めた。 図書の国のジャックは、ぬいぐるみであった・・・。
モノトーンミュージアム オリジナルキャンペーン 「悲劇は図書の国より降り来たる」 ジャック・エテルネル物語 第六話 「矛に宿りし盾」
今宵、物語の先へ、闇の歯車が動き出す。
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