参加者のみなさん、よろしくお願いいたします。
トレーラー 本のページを捲った先には、初夏の緩やかな日差しと爽やかな風が流れているようだった。 日の光は暖かく、遠くから子供達が遊ぶにぎやかな声も聞こえてくる。 ・・・ここは、ルカ・クリフォードの故郷を描いた物語。
少女は、御標に縋った。 「ここで、お星様にお願いすると、その夢が叶うんだよ・・・」 白いワンピースの裾をひらめかせながら、少女は遠くへ遠くへと、ルカから離れていく。 追いかける、ルカ。 あれから、どれくらい、時が経ったのだろう。 ずっと、彼女を追っている。
モノトーンミュージアム オリジナルキャンペーン 「悲劇は図書の国より降り来たる」 ルカ・クリフォード物語 第五話 「メビウスの帯」
今宵、物語の先へ、闇の歯車が動き出す。
第4話 エピローグ 「カラーナの物語」は終焉を迎えた。 物語の「あとがき」にはこう記されている。
『 前略。 私の物語は、本来、不幸と悲劇で終わるものでした。 可哀想な女の子として終わるはずだった人生が、図書の国の紡ぎ手さんたちのおかげで、 最期は、笑顔でこの物語を終えることができました。 感謝してます。
同級生みたいに遊んでくれたルカくん ふわふわ可愛いジャックちゃん 無口で怖いけど頼りになるイヴァンさん おしゃれで知的なロジンカさん
みんな、ありがとう。 楽しかったよ。 バイバイ、またね。
カラーナ=エテルネル 』
カラーナは確かに図書の国にいた。その証拠として、ビニールプールが残っている。 そのビニールプールに、楽しそうに空気を入れるカラーナの姿を思い出しながら、 紡ぎ手たちは新たな日常へと、戻ることになるのであった。
モノトーンミュージアム オリジナルキャンペーン 「悲劇は図書の国より降り来たる」 迷宮探索編
罪深き美しきキミの歌は、少女に笑顔を届けたのでした。 めでたし、めでたし。 FIN
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