◆シナリオ 「蒼穹に捧ぐスケルツォ」2篇構成のシナリオとなります。
◆物語の背景 最古の始祖セイズマリー公の治める地ダストハイム。 その領地に、焼き尽くすものが現れるという忌まわしき事態が発生した。 焼き尽くすものは村々を焼き、民の救助に駆け付けた騎士さえも滅ぼし、忽然と姿を消したという。 焼き尽くすものを率いるように立つ金色の髪の男を見たという話もある。 太陽の信者の暗躍は、もはや疑うべくもなかった。 セイズマリー公は太陽討伐の決断を下し、一騎当千の騎士たちが断罪の剣を執る。 しかし、それは常夜国を脅かす恐るべき狂気のきざしに過ぎなかった。 かくて運命の一夜が幕を開ける……。
◆HO
・PC@ 騎士限定 消えざる絆:セイズマリー【主か恋】 推奨の道:近衛・賢者 貴卿はセイズマリー公から直々に叙勲を受けた騎士である。主からの寵愛も厚く、彼女の居城たる大図書館に仕えている。偉大な始祖である彼女に捧げる感情は、主従としての範疇には到底収まらない。 彼女こそ貴卿の誇りであり、彼女に仕える日々こそ貴卿の喜びなのだ。 焼き尽くすものの活動が報告されたのは、そのような折であった。 忌むべきことに、すでに少なくない数の民と騎士が犠牲となっているという。領主たる彼女の悲しみは察するに余りある。 焼き尽くすものを討伐し、主の憂いを晴らすため、貴卿は居城を立つのであった。
・PCA 騎士または異端 消えざる絆:ラインハルト【友か恋】 推奨の道:夜獣・狩人/野伏・魔女 ラインハルトは、貴卿にとって特別な存在であった。 まだ見ぬ知識を探求する彼の瞳には、いつも子供のような光が浮かんでいた。 そんな彼の瞳を見るのが貴卿は好きだったのだ。 だが、数年前のある日、彼は突然貴卿の前から姿を消した。 彼を思い出すたびに、貴卿の胸には別離の痛みが走る。 ラインハルトらしき男が焼き尽くすものと共に目撃されたという噂を聞いたのは、そんな時であった。貴卿はいてもたってもいられなくなった。 もう一度彼に会うために、貴卿はダストハイム領へと向かった。
・PCB 消えざる絆:ラインハルト【友か怒】 推奨の道:遍歴・狩人/密使・流浪 ラインハルトは、貴卿のよき友であった。 民でありながら賢者に勝る英知を持ち、貴卿を畏敬も恐怖もしない才人。 彼の在り方は小気味よく、冒険を共にする中で、貴卿はどんどん彼に惹かれていった。 だからこそ、彼の裏切りは貴卿を深く傷つけた。彼は貴卿の大切なものを奪い、貴卿の元から姿を消した。 傷心も癒えぬうち、貴卿はダストハイム領に焼き尽くすものが発生したという噂を聞く。 その場にいたという男こそラインハルトに相違あるまい。 忌むべき太陽を滅ぼすため。 そして、友と信じた男と再びまみえるために、貴卿はダストハイム領へと向かった。 (貴卿には「秘密」がある。委細はDRより密やかに伝えられよう)
・PCC 消えざる絆:焼き尽くすもの【殺か仇】 推奨の道:遍歴・近衛 貴卿はダストハイム領の騎士に仕える騎士であった。 先頃、貴卿と主は不穏な噂を聞いた。 領内において太陽の勢力らしき集団の活動が確認されたというのだ。 心優しき貴卿の主は各村を巡回することで民を安心させ、治安を維持することを決めた。 焼き尽くすものが村を襲ったのは、まさしくその時のことであった。 必死の抵抗も虚しく主は灰と化し、守るべき民さえも失われた。 炎に包まれ崩れ落ちていく主の姿が、貴卿の目に焼き付いて離れない。 この遺恨を、どうして忘れることができようか。 傷の癒えるを待つことさえなく、貴卿は太陽の勢力を追って駆け出した。
以上、よろしくお願いします!
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