参加者の皆様、よろしくお願いいたします。
☆ドラクルージュキャンペーン 過去編第1話 「星よ、禍つ我が望みよ」
美しき芸術の街サンクレールと、街を舞台芸術の聖地にまで仕立て上げた立役者である領主にして至高の演者、精華卿エステル。今や近隣諸領に知らぬ者なしとまで謳われるこの街の輝かしい歴史も、実はそう古いものではない。
今宵、貴卿等が立つ舞台は、サンクレールが呪炎抱く夜獣卿に襲われエステル卿が連れ去られるより70年ほど前。この街が舞台芸術の聖地への一歩を踏み出すことになった、始まりの物語である。
☆ハンドアウト ※PL諸氏には、是非ともメイン卓の騎士達との関係性を第一に考えて騎士を作成していただきたい。そのため、ハンドアウトには推奨の道を設けていない。
PC@ 【消えざる絆:ゲルハルト卿(友or信)】 貴卿は勇猛果敢なノスフェラス騎士、ゲルハルト卿と親しい間柄である。彼の勇猛さ、ひたむきさ、誠実さに惹かれ、貴卿は長年にわたり彼との交友を深めてきた。共に戦場を駆け、潤いを与え合った日々は今も鮮明に覚えている。 そのゲルハルト卿が、久々に会った貴卿に真剣な面持ちで相談を持ちかける。 「どうか、俺についてきてほしい。何としても救いたい騎士がいるのだ。」
PCA 【消えざる絆:エステル卿(恋or欲)】 サンクレールの領主プラシド伯の傍らに、美しい近衛がいた。星を集めたような金の髪に、憂いを帯びながらも宝石のように煌めく緑色の瞳。大輪の花のような容姿に反して不思議と儚げな雰囲気を纏うその騎士のことが、貴卿はいつしか忘れられなくなっていた。 ある日、貴卿のもとに報せが届く。サンクレールの領主、プラシド伯が領主の座を降り、近衛を供連れに遍歴の旅に出ることを考えているという。 それが本当であれば、彼女と会えるのもこれで最後やも知れぬ。そう考えた貴卿は、気付くとサンクレールへの道を駆けていた。
PCB 【消えざる絆:プラシド伯(主or敬)】 サンクレールの領主たるプラシド伯は、貴卿にとって敬うべき先達の騎士であり、恩人である。まだ駆け出しの騎士であった頃の貴卿を特に目にかけ、教え導いてくれた師でもあった。 そのプラシド伯が今、遍歴の旅に出ようとしているという。しかし、不思議なことに後継の領主として誰かが指名されたという報せはない。後継者も定めぬまま、何故そうも強引に旅に出ようとするのか。 疑問を持った貴卿は、伯の真意を確かめるべくサンクレールへ向かう。
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