2019/05/22 18:31:00 |
Daydreamスタッフ槙村 |
念の為こちらにも貼っておきます。
■ペガンズの剣【ガナン=ペガーナ】■
聖拝・神聖を合わせると実に西方域全土の総人口の7割以上を占めるペガンズ信奉者。その数はあまりに多く、かつこの乱世にあって、彼らが求めるものは自らの庇護である。 ペガンズには聖杯に聖堂騎士団”パール=グレル”が、神聖に聖導騎士団”ガラン=カラル”が存在するが、その存在目的はあくまで教義と教会そのものの守護であり、信徒の財産や生命はその範疇に含まれない。 敵対する組織が異教の信奉者であった場合、特に教会施設や僧侶、信徒たちへの破壊・弾圧は苛烈なものとなり、その最たるものが、自教以外の総ての宗教の徹底的破壊を掲げる『黒の祟神の使徒』ダカイト=ラズマである。 ダカイト・ラズマの侵攻に晒された神聖・聖杯両ペガンズはマフディ島に於いて相互不可侵の禁を解き統一宗派会議を開き、両教皇の名を以て、永く封印されてきたペガンズの一宗派が復興されることとなった。 それが《守護の剣》の名を頂く聖別された大剣ガナン=ソーズを拝領した宗門守護戦士団【ガナン=ペガーナ】である(立場や性質的には遥か東方の聖刻教会に於ける信徒守護軍団である聖刻騎士団に近い)。 聖杯ペガーナには神によって与えられた探索を果たした証として【聖剣】を携える高位聖職者が複数存在するが、ガナン=ソーズは聖剣ではない。 剣という力の形を取った、探索そのものである(探索の目的=信徒/宗門の実力的守護)。 故に、ガナン=ソーズには神の意思が込められ、守護のための戦いの際には超自然的な威力を発揮することもあるが、神が許さない場合は鞘から抜くことさえもできないと云う。 ■守護の剣の担い手【ガナン=ソーズィル】
・男女の別無し。但し未婚・未通の者に限る。 ・15歳〜45歳の基礎戦士訓練を終えた者。 ・一定期間特定の寺院で修行を積み、【剣の試し】を経た者。 ・当人一代限り。 ■教義・禁忌
・守護の剣以外の戦闘武器の使用禁止(射出武器類を含む)。 ・信徒/宗門守護の為以外に守護の剣を振るってはならない。 ・信徒/宗門の危機を見過ごしてはならない。 ・信徒/宗門(ペガンズの眷神とその信徒を含む)に刃を向けてはならない。 ・邪教徒を殲滅せねばならない(自発的撤退の禁止)。 ・信徒に対しいかなる報酬も「要求」してはならない。 ・守護の剣を所有している間は一定以上の期間定住してはならない。 ・婚姻及び嫡出の禁止・守貞の誓いを立てる。 ・飲類及びそれに類する酩酊嗜好品の摂取禁止。 ・特別に聖別された部品で作られた操兵以外に騎乗してはならない。 ・望んであらゆる練法の対象となってはならない。 (自分を利する練法であっても、自覚しているなら常に抵抗判定が発生する)
■特典
・西方全域のペガンズ崇拝地域に於ける通行の完全な自由。 ・全ペガンズ寺院に於ける宿泊及び活動補助の努力義務。 ・街道馬の自由使用権。 ・教義に則る限り警察権限に対する完全な越権(殺人の自由)。 ・権力者への拝謁及び協力「要請」の権利。
■その他 ・守護の剣士が戦死した場合、残された守護の剣は二度と抜けず、極短期間で鞘諸共錆び崩れてしまう。ごく稀に、剣士が存命中に後継者や、指名の達成を引き継ぐ者を指定した場合にはそのまま引き継がれる場合があるが、その際も剣を受け継いだ者はなるべく早く地域のペガンズ寺院を訪れ、聖別を受けるか剣を寺院に返納せねば
■ゲーム的処理
・守護の剣の発願 2セグメントの間、神に祈りを捧げ、精神を統一することにより守護の剣を鞘から抜き放つ。 (これは2レベルの練気判定に相当する。従って剣が鞘を離れた際の初大刀は、常に2レベルの気功術とBN値+2の補正を受けている。ただし、練気に於いて絶対失敗が発生した場合には、改めて続けて2セグメントの練気を再度完成させるまで剣は抜けない)
・守護の剣の汎用 発願を行わず守護の剣を武器として使用する場合には、鞘に収めたまま鈍器として使用することが可能(鞘はそれに耐え得る重剛な作りとなっている)。 その際のデータは以下の通り。
命中修正:変化無し/ダメージ−3点/完全成功値:8
・大剣用身体操術 身長ほども長さがあり、重い大剣以外の武器を禁じられる特性から、大剣を自在に扱う特殊な補助体術の訓練を受ける。(この体術の発祥はアレイ=モーア周辺)
大剣を戦闘に使用(抜刀しても鈍器としても)する場合、DN値に+2修正。
大剣専念:1セグメントを構えに費やすことで(能動的行動不可)、次セグメントのイニシアチブに+5の修正を得る。これは純粋な体術であるため、発願と同時に使用することが可能。 (ただし、複数セグメントを費やしても効果は重複しない)
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