ドラクルージュです。お耽美。 DRの語彙力はお察しください。 今回はドラクルージュの自作シナリオ「Fallen in ...」を回そうと思います。 お初シナリオなので、ある程度のグダリはご了承下さい。 あと、(救いは)ない想定で作っているシナリオなので、それなりに重たい雰囲気になり得ます。
以下、シナリオ紹介
・トレーラー的なモノ
全ては平穏で、全ては明るい。 そう言っていたのは、既に過去となった。
微睡の中で、貴女を騎士にしてあげると言われた時、私はどうしようもなく高揚した。
憧れの騎士に私もなれるのだと。
しかし、鋭く首筋を喰まれ、痛みと快楽の狭間で全てを塗り替えられながら、私は漸く気付いた。
ーー私が犯した罪を。
常夜国ドラクルージュ 「Fallen in ...」
ローゼンブルク領にある、平穏な街として名高いシェルアム。 そこを治めるは先見伯トレニア。彼女は武に優れてはいないが、こと先を見るという点において彼女の右に出る領主はいないとまで言われている。 実際、彼女が領主となってから数十年、堕落者や冥王軍による被害は一つも起きていない。トレニア伯の先見によって、全てがシェルアムに及ぶ前に対処されていたからだ。 そんな彼女を慕い、または彼女に憧れ、彼の領地に仕える騎士や従者は多い。 その中でも、エリカという少女はトレニア伯の覚えがよかった。エリカは武に優れ、また己が才を磨くことに余念がない。周囲からも一目置かれ、叙勲を受けるのもそう遠くないと思われていた。 しかし、トレニア伯はエリカが騎士になるのはまだ早いとし、決して叙勲しようとはしなかった。 そんな折、エリカは唐突に行方を晦まし、現在に至るまでの数ヶ月、その消息を絶っている。 トレニア伯の美しさは段々と陰りを見せ、シェルアムにも血濡れた民の死体が見つかるという不穏な影が迫っていた。
・NPC
先見伯 トレニア・シンダーロット・フォン・ローゼンブルク 性別:女性 叙勲年齢:21 騎士歴:160 髪:闇に映える白 瞳:宝石の如き青 特徴:常に濡れたような瞳 淫靡な唇
元々は賢者として様々な領地を渡り歩きその先見の明を持ってして、領地の発展に携わってきた。その功績により、ローゼンブルクのシェルアムという領地に封ぜられた。伯となってからは、己が領地のために尽力し、今では平穏な街として名を馳せるまでに発展させた。近年は従者の育成にも力を入れ、中でも抜きん出た武才と弛まぬ努力を続けるエリカのことは好ましく思っていた。しかし、エリカはその才能を他者から疎まれ孤独であったが故に、心は未熟であり未だ騎士たる器には至っていなかった。叙勲は彼女の心を育ててから、と思っていた矢先、エリカは姿を消してしまい、トレニアは日を追うごとに憔悴してしまった。
トレニア伯の従者 エリカ 性別:女性 年齢:14 髪:しっとりと濡れた黒 瞳:燃え上がる炎の如き赤 特徴:褐色の肌 華奢な体
孤児であったが、トレニア伯に拾われて以来、彼女の下で騎士になるべく研鑽を積んでいた。武才に秀でており、生半な騎士相手であれば打ち倒すことが出来るほどにまでに、瞬く間に成長した。しかし、周囲の従者はその才を疎み、あるいは妬んでいた。彼らは彼女に深く関わらないようにして自尊心を保ち、その結果エリカは孤独であった。いくら強くなろうとも叙勲を受けられず、そのような環境にありながら、彼女は鬱屈することなく鍛錬を続けていた。
・ハンドアウト
1 シェルアムの騎士 消えざる絆 トレニア 敬or主 推奨の道 近衛、賢者、将軍 貴卿はシェルアムに仕える騎士だ。エリカが消えてからというものの、トレニア伯の憔悴ぷりは痛いほど伝わってくる。更には、間が悪いことに領地では民の不審な死が相次いでいる。トレニア伯の心労を少しでも軽くするため、貴卿は事件調査に乗り出す。
2 エリカの友 消えざる絆 エリカ 友or恋 推奨の道 近衛、将軍、僧正 貴卿はエリカの友であった。騎士と民、決して対等な関係であったとは言えないが、少なくとも貴卿にとって彼女は友人であった。にもかかわらず、エリカは何も言わずに消えてしまった。しかし、失意の中でエリカの姿を見たという噂を耳にする。いてもたってもいられず、貴卿はその場から駆け出した。
3 吸血鬼を憎む騎士 消えざる絆 サングィナリエ 殺or仇 推奨の道 遍歴、狩人、夜獣 貴卿は以前にサングィナリエと対峙したことのある騎士だ。奴らは己が欲望のままに民や騎士の首筋を喰み、その生き血をすする許されざる存在だ。未だその存在は広く知られてはいないが、その被害は各地で確認される。噂では彼のシェルアムにて、その被害が確認されているようだ。貴卿はその胸に義憤の炎を燃やし、シェルアムへと向かう。
4 トレニア伯の友 消えざる絆 トレニア 友or怒 推奨の道 領主、遍歴、賢者 貴卿はトレニア伯の友である。最近、トレニア伯に元気がない。どうやら従者の1人がいなくなったらしい。自分という最高の友がいるというのに、笑顔を見せなくなってしまったトレニア伯にやや不満気味である。仕方がない、ここは手のかかる友のために一肌脱いでやるか。貴卿はトレニア伯を元気付けるためにシェルアムへと向かった。
以上。
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