●モノトーンミュージアムとは 童話的なメルヘン色が強い架空のファンタジー世界。 力ある物語「御標(みしるべ)」が神によって語られ、人々が御標に従うことで生きている。 御標は本来は人に幸福をもたらす物語なのだが、「異形」と呼ばれる怪物たちはこの御標を欲望のままに悲劇へと改変することが可能である。 PCは歪められた御標に対抗できる「紡ぎ手」となり、異形を倒し御標を正すことを目的とする。 システムは2D6で判定するSRSを採用しています。
○使用ルールブック:『モノトーンミュージアムRPG』、『インカルツァンド』、『トレイメント』 ルールブック等お持ちでなくても大丈夫です。 使用ダイス:6面体(2個以上) サンプルキャラを用意します。
▼演目は、すがのたすく先生作の『屍還りの輪舞曲』です。 物語の性質上、血や死体などの過激な描写が発生します。
■<今回予告> 亡き者を想い哀哭に沈む“嘆きの国”。 流行り病で愛する者を失い、悲しみに暮れる人々の頭上に救済の御標は降り来たる。
“かくして死者は生の祝福を受け、永き悲しみに耐えし彼の者は幸福を得るであろう――”
二度とあるはずのなかった再会。それは神の救済か、果たして歪みの慟哭か。 許されざる幸福に沸く国で、屍たちが爪を立てるは誰が肌。
モノトーンミュージアム 『屍還りの輪舞曲』(かばねがえりのロンド) ――かくして、物語は紡がれる。
◆演目ハンドアウト PC@ パートナー:ゴーデル 感情:脅威 君はゴーデルという異端の研究者によって造られた屍人である……らしい。 蘇った君の身体は冷たくつぎはぎで、血の通わぬ死体のそれだ。過去も、なぜここにいるのかもわからない。 ただ、目の前の男にいいしれぬ恐怖を感じた君は、ゴーデルの元から逃げ出した。 自分が何者か、何を成したいのか、君は右も左もわからない世界の中で見い出さなくてはならない。 PCA パートナー:ライラ 感情:純愛 君は“嘆きの国”の治安を守る衛兵だ。この国は今、深い悲しみに包まれている。 先頃流行り病が国を襲い、大勢の者が亡くなった。 その中には、君の恋人(家族、親友、相棒など大切な相手であればOK)ライラもいたのだ。 病に臥せる彼女に別れを告げることも叶わなかった君は、深い悔悟の念に苛まれている。 そんな時だ。国に死者の蘇りを告げる御標が下り、君の元に死んだはずのライラが現われたのは。 PCB パートナー:アルフレッド 感情:友情 君は“嘆きの国”の教会に務める僧侶だ。流行り病で大切な者を失った者の悲しみに触れ、人々の心に寄り添い生きている。 その夜、国にひとつの御標が下りた。しかしそれは、聖教では許されざる“死者の蘇り”を告げる内容だ……。 そして君の不安を裏付けるかのように、同僚のアルフレッドが何者かに襲撃されてしまう。 君は国に忍び寄る脅威を祓わねばと決意した。 PCC パートナー:PC@ 感情:恩義 君は“嘆きの国”の人間に仕えていたからくりだ。 主人が流行り病で亡くなって以来、君は仕えるべき相手を失い、主のいなくなった部屋の中で空虚な日々を過ごしていた。 死者の蘇りを告げる御標を聞き、縋る思いで亡き主の墓へ向かった君は、理性なき屍人の怪物“屍鬼”に襲われてしまう。 君の窮地を救ったのは、何かから逃げるようにその場へと現われたPC@だった。 【NPC】 ◎“骸担ぎの(むくろかつぎの)”ゴーデル 異端の屍人研究者。年齢不詳・男性。 かつて死んだ息子(娘)を蘇らせようと、死体を継ぎ合わせ反魂術を繰り返している。 ◎ライラ PCAの恋人(家族、相棒)。19歳。 “嘆きの国”に住む女性だったが、流行り病によって命を落とす。 ◎アルフレッド “嘆きの国”の僧侶であり、PCBの同僚。23歳・男性。
◇舞台設定:“嘆きの国(なげきのくに)” 西部の山深くに佇む小国。 草木染の伝統工芸を細々と産出しており、機織り機のキィキィと軋む音が山中に響く泣き声のように聞こえることから国の名が付いた。 近頃、原因不明の流行り病によって少なからぬ数の住人が犠牲となり、国民は悲しみに暮れている。
参加者の皆様、宜しくお願いします。
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